カスタム情報アイコンセットの作成方法(開発者向け)
更新日 2007年7月27日     戻る  



  1. プロジェクトの作成
    • Microsoft VisualC++6.0を起動し、[ファイル]→[新規作成]を指示します。


      新規作成ダイアログが表示されるので、「プロジェクト」タブを選択し、「Win32 Dynamic-Link Library」を選択します。
      プロジェクト名(この例では、「SampleIconSet」)を入力し、[OK]をクリックします。


      次のページで「空のDLLプロジェクト」を選択します。


      「終了」をクリックすると、プロジェクトの内容が確認されるので、[OK]をクリックします。


      VisualC++ のワークスペースに、作成したプロジェクトの内容が表示されます。


  2. リソーススクリプトの追加
    • 次にアイコンをDLLに追加するためのリソーススクリプトをプロジェクトに追加します。
      [ファイル]→[新規作成]を指示します。

      新規作成ダイアログが表示されるので、「ファイル」タブを選択し、「リソーススクリプト」を選択します。
      ファイル名(この例では、「SampleIconSet」)を入力し、[OK]をクリックします。


  3. ファイルの追加
    • 次に実際のアイコンファイルを追加します。ワークスペースの「ResourceView」タブをクリックし、「SampleIconSet リソース」の上で右クリックします。
      表示されたコンテキストメニューから、「挿入」を指示します。


      すると、リソースの挿入ダイアログが表示されるので、「Icon」を選択し、[新規作成]をクリックします。


      作成されたアイコンファイル(この例では、「IDI_ICON1」)の画像を編集します。


      次に、リソーススクリプトが利用するヘッダーファイルをプロジェクトに追加します。
      [プロジェクト]→[プロジェクトへ追加]→[ファイル]を指示し、現在開いているプロジェクトフォルダにある、「resoure.h」を選択します。


      次に「resource.h」を編集します。
      [ファイル]→[開く]から、先程プロジェクトに追加した「resource.h」を開きます。
      そして、今回追加したアイコンのIDである、「IDI_ICON1」の番号を変更します。
      新規に作成されたとき、このIDは、101になっているので、これをアイコンセットで変更したいID(0〜79)のいずれかに修正します。


  4. プロジェクトの設定編集
  5. ビルド
    • 以上で、編集作業は完了です。
      プロジェクトをビルドして、実際にDLLを作成します。
      [ビルド]→[ビルド]を指示します。


      すると、アウトプットウィンドウにビルドの経過が表示されるので、エラーなくDLLがコンパイル・リンクされることを確認します。


      念のため、プロジェクトを閉じた後、作成されたDLLのリソースを読み込んでみると次のようになっていることが確認できます。


      この例では、DLLには、アイコンリソースが一つあり、そのIDは、11番です。